INTERVIEW開発環境が内製化していて、
チャレンジしやすい。
ビジネス現場と
共創し、税理士業界DXへ

技術開発IT部
長田誠司

2021年 中途入社July 4,2022

ゼロからのサービス開発。
やりがいと責任

ビスカスは今、税理士業界の未来を変えるソリューションを開発しています。税理士事務所や企業の経営者様が共通で利用できる革新的なプラットフォームで、私が担当するのはシステム開発。お客様のニーズをよく知る営業部門や管理部門など、社員一丸となって理想の形を目指してブラッシュアップに挑めるのは、システム開発を外部に依存することなく、内製化しているからこそだと思います。「自社オリジナルのサービスの仕組みを自らの手で作り上げて販売する」。これができる企業は少ないものです。試行錯誤を繰り返すダイナミックな日々は、開発者冥利に尽きますし、大きな責任も実感しています。

開発の内製化。
垣根のない、事業部との連携

外部向けの新サービスの開発に加えて、社内の業務システムの改善にも引き続き注力しています。その一つが、営業の成績や案件の進捗をリアルタイムに視覚化する仕組みの実装。顔の見えない誰かのためのシステムではなく、実際に会社の仲間が使うものを作ることで彼ら・彼女らの仕事をサポートできる喜びは、非常に大きいものです。良かった点や改善すべき点について、すぐにフィードバックを得られるのも開発を内製化しているからこそでしょう。

マネジメントの立場としては、全体を俯瞰できる高い視座と、営業と開発の間をつなぐ役割が求められます。当社のシステムは主に営業のためのシステムですから、開発側にも業務に対する理解が欠かせません。ただ、開発エンジニアが必ずしも営業と同等レベルの業務理解があるとは限りませんし、営業と開発現場における共通言語も異なります。例えば営業サイドから「こういった機能を実現したい」といった要望があった場合に、エンジニアがシステム化の手順に落とし込めるように翻訳・構造化して伝えるのも私の役割です。

専門外から飛び込んだ、
ITエンジニアリングの世界

大学院では理論物理学を学んでいました。「超ひも理論」という、物質の最小構成単位や宇宙の根源についての研究です。現在の仕事につながる転機となったのは、修士課程が終わったとき。一度立ち止まって自分を見つめ直したくなり、休学して渡米。約一年後に帰国したのですが、定期採用の時期をすっかり逸してしまいました。そんな折に、私と八木社長の共通の知り合いから「コンピューター関連の仕事ができる人間を探している会社がある」と聞き、フリーランスのシステムエンジニアとしてビスカスに関わるようになりました。

それから約20年の間、ビスカスの業務システムの開発に関わり続け、正社員になったのはつい昨年(2021年9月)のこと。「新しいプラットフォームサービスのシステム開発があり、業容拡大に向けて社内体制を強化したい」との八木社長からの誘いがあり、長年お世話になった恩返しのつもりで入社を決意しました。アメリカからの帰国後はずっとフリーランスでしたから、四十路にして初めての就職です(笑)。

安定した財務基盤と、
挑戦を後押しするカルチャー

「税務を核にして企業経営者を支援する」と耳にすると、「お堅いイメージ」を抱く方もいるかもしれません。でも実際はそんなことはなくて、スタートアップのようにフラットなカルチャーで、気がついたことはすぐに声にして改善していきます。社員同士の距離感がちょうどよく、お互いに打てば響くコミュニケーションという社風だと思います。一方で、28年も業界をリードする地に足のついた事業内容と、安定した財務基盤のため、一人ひとりが安心してやりたいことにチャレンジし、力を発揮できる環境が整っています。私が率いる技術開発IT部は発足して間もない部署ですし、会社全体としても業容拡大に向けて多くの意欲的な人材を必要としている段階。社員の声を積極的に受け入れる土壌がありますから、待ちの姿勢ではなく、「こうしたらいいと思う」と積極的な提案ができる人なら、すぐにフィットすると思います。

「ビスカスPal」は、税理士業界のあり方を変える、大きな可能性を秘めています。新サービスがスタンダードになっていけば、多くの税理士の方に新たなビジネスチャンスが広がるはずです。デジタルという面でビスカスの第2創業期を支え、税理士業界の発展に貢献していきたいですね。